~原綿から糸が出来るまで~(紡績編・前紡)

~原綿から糸が出来るまで~(紡績編・前紡)

今回は、私たちのKBツヅキ出雲工場の紡績工程を紹介していきます。まずは、「~原綿から糸が出来るまで~(紡績編・前紡)」です。

・混打綿工程

 圧縮されている原綿の塊をほぐしながら原綿に付着している枝葉や短繊維などの不純物を取り除いていきます。

・カード工程

 不純物を除去しながら繊維の1本1本を一定方向に揃え、「スライバー」と呼ばれる束の集まりにしていきます。

 

その後、18~24本の束にしたスライバーを「ラップ」と呼ばれるシート状にしていきます。

  

・コーマ(精梳)工程

 混打綿工程では除去しきれなかった不純物や短繊維を取り除き、繊維の引き揃ったコーマ・スライバーを作ります。

・練条工程

 カード工程またはコーマ工程で出来上がったスライバーを6~8本を合わせ6~8倍に引き伸ばしながら真っすぐに揃った太さにし、バラツキのないスライバーにします。

 

・熟成室

 熟成室では練条工程で出来上がったスライバーを2~3か月の間、温度・湿度が管理された部屋で寝かせることで水分を含むため、より上質な糸になります。

※当社独自の工程です

 

今回はここまで。

次回は「~原綿から双糸が出来るまで~(紡績編・後紡)」を紹介します。

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